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中国の人型ロボット(ヒューマノイド)企業「加速進化(Booster Robotics)」が新たに1億元(約22億円)余りを調達した。IDG資本(IDG Capital)が出資を主導し、亦荘国投(E-Town Capital)が参加。既存株主の源碼資本(Source Code Capital)や英諾天使基金(Innoangel Fund)、深圳市創新投資集団(Shenzhen Capital Group)、博華資本(Broad Vision Funds)なども追加出資した。6月に実施したシリーズAと7月に実施した追加ラウンドでも、それぞれ1億元余りを調達しており、2025年に入ってからの調達額は約5億元(約110億円)に達したとみられる。
このほど発表した新製品「Booster K1」は、身長95センチ・重量19キロの小型ヒューマノイドで、期間限定の販売価格は2万9900元(約66万円)からとなる。発表会では、代理店経由の受注がすでに1000台を超えたことが明らかにされた。二次開発にも対応しており、教育分野やロボット競技、パフォーマンス用途などでの活用を見込む。
同社の人型ロボットは累計出荷台数がすでに700台を超え、導入先は国内外200社以上に広がる。海外向けの比率は50%を上回り、グローバル市場での存在感を高めている。
加速進化は他社との差別化を図るため、ロボットサッカー大会に注力してきた。世界的なロボット競技会「ロボカップ」や「世界ロボット運動会」のほか、「RoBoLeague」にも参画。今後は事業戦略の重心を教育普及分野へと広げていく方針だ。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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