BYD、9分フル充電へ 中国で2万カ所の急速充電網を整備

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中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は3月5日、「閃充(フラッシュ充電)中国」戦略を発表した。第2世代ブレードバッテリーの発表に合わせ、今年末までに 中国全土で新たに2万カ所の急速充電施設を設け、都市部と高速道路をカバーする充電インフラを構築し、「給油並み」のEV充電体験の実現を目指す。

BYDはこの大規模な整備を実現するため、「協業」と「自社主導」を組み合わせる差別化戦略をとった。都市部の急速充電施設1万8000カ所は、外部の充電サービス事業者と緊密に連携し、自社の高効率充電設備を既存の充電ステーションに設置する。このアセットライト方式により都市部の90%をカバーでき、ユーザーは半径5キロメートル以内で充電設備を見つけられるようになる。

また高速道路でも充電施設を2000カ所整備する。長距離移動する際のニーズに着目し、ほぼ100キロメートルごとに充電施設を設け、全国の高速道路サービスエリアの約3分の1に展開する計画だ。第一弾として、次の大型連休5月1日(メーデー)までに1000カ所の充電施設の運用開始を予定している。

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シングルポート出力1500kWの「FLASH Charger」

こうした戦略を支えるのは、第2世代ブレードバッテリーと出力1500kW超の「FLASH Charger」だ。

第2世代ブレードバッテリーは初代に比べ、エネルギー密度が5%以上向上し、熱管理システムの改良で放熱効率と安定性を高めた。充電性能は常温環境では5分で70%、満充電まで9分という業界最高水準を実現。さらに、マイナス30℃という極寒の環境でもほぼ同様の充電速度を維持することができる。

FLASH Chargerは吊り下げ(T字型)デザインを採用し、充電ケーブルを地面に引きずらない構造とすることで、充電コネクターの重さによる負担を大幅に軽減した。また、プラグを挿すだけで充電が始まる「プラグ&チャージ」や自動決済機能にも対応し、充電プロセスのシームレス化を実現する。

超高出力の充電が電力網に負荷を与えないよう考慮されていることも注目すべき点だ。FLASH Chargerはエネルギー貯蔵システムと組み合わせ、電力網に過度な負担をかけることなく安定して超高出力を維持することができ、充電ステーションの設置ハードルも下げている。

また、BYDはユーザーの需要をより正確に反映させるため、「ドリーム充電ステーション計画」も始動させた。特定エリアでBYD車のオーナー4人以上が充電施設の設置要望があった場合、BYDがただちに立地調査を行う仕組みでユーザー主導で充電インフラを整備する新しいモデルとして注目されている。

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(翻訳・36Kr Japan編集部)

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