BYD、5分超高速充電を海外展開へ 充電網6000カ所計画、半分が欧州
公開日:
中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は、超高速充電インフラの海外進出を加速している。BYD集団ブランド・広報部門を統括する李雲飛氏はこのほど、2026年3月から27年3月末までに、海外で6000カ所「FLASH Charging(フラッシュ充電)」ステーションを設置する計画を明らかにした。内訳は欧州3000カ所、南北アメリカ2000カ所、アジア太平洋地域に1000カ所となる。昨年のBYDの海外販売台数は104万台で、今年は150万台を目標としている。
欧州は今回の海外展開における重点地域となる。BYDは、英国で少なくとも300カ所のフラッシュ充電ステーションを展開する計画だ。現地の充電事業者、自動車ディーラー、レンタカー会社などと連携してステーション建設を進め、充電ネットワークの構築にかかる時間とコストを抑える。
フラッシュ充電ネットワークは、BYDの海外展開戦略における重要な一環となる。同社の超高速充電技術は、高出力充電や充電ステーション側の蓄電設備などを組み合わせることで充電時間を短縮し、一部車種では約5分で大幅な充電が可能となる。まずは同社傘下の高級EVブランド「騰勢(DENZA、デンツァ)」などに導入し、今後さらに多くのモデルへ拡大する計画だ。
中国の新エネ車企業が海外での工場建設や販売網の整備を加速させる中、市場の争いも単なる完成車の輸出から、充電インフラ、蓄電システム、アフターサービスを含めたエコシステム全体へとシフトしつつある。
(36Kr Japan編集部)