アップル初の折りたたみiPhone、9月発表・12月出荷観測。厚さ4.5ミリ級、“折り目”ほぼ解消か

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米アップル製品に詳しい英バークレイズ銀行の著名アナリストTim Long氏によると、アップル初の折りたたみ式スマートフォン「iPhone Fold」(仮称)が今年9月、「iPhone18 Pro」と同時に発表される見通しだという。しかし、サプライチェーンの生産計画の都合により、実際の出荷は12月にずれ込む可能性も指摘されている。

アップルの折りたたみモデルとして初の製品ということもあり、価格はiPhoneシリーズ史上最高水準となりそうだ。

「折り目」の完全克服

サプライチェーンから得た情報では、iPhone Foldは本を開くような横開きタイプで、7.8インチのメインディスプレイと5.5インチのカバーディスプレイを備える。厚さは折りたたんだ状態でもわずか9~9.5ミリ、展開時には約4.5〜4.8ミリとされる。

参考として、超薄型をうたう韓国サムスン電子の折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold7」は、約8.0インチのメインディスプレイと約6.5インチのカバーディスプレイを搭載し、折りたたみ時は約8.9ミリ、広げると約4.2ミリになる。

業界の課題とされてきたディスプレイの「折り目」の問題を根本から解決するため、ヒンジ素材に液体金属を採用したほか、柔軟性が高く自己修復機能を持つ独自のガラス技術など、複数の特許技術を組み合わせた。高精度のヒンジ設計により、折り目の深さを0.15ミリにまで抑え、強い光が当たってもほぼ視認できないレベルにしたと報じられている。また、ヒンジは100万回の開閉テストをクリアし、業界標準を大きく上回る耐久性を実現しているという。

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二層ガラス構造と次世代チップ

中国のSNS・微博(Weibo)で絶大な影響力を持つ著名リーカーの「数碼閑聊站」によると、アップルはディスプレイパネルに超薄型ガラス(UTG)と超薄型フレキシブルガラス(UFG)の二層構造を採用し、ディスプレイとヒンジが直接触れないようにしているという。こうすることで信頼性が向上し、折り目がより目立たなくなった。

半導体受託生産大手の台湾積体電路製造(TSMC)の2nmプロセスを採用したチップセット「A20 Pro」と、サムスン電子の12GB「LPDDR6X」メモリを搭載するとの情報もある。演算性能とマルチタスク処理能力は飛躍的に向上し、端末側でのAIモデルの演算処理もスムーズにこなせるようになる。

ただし、これらの仕様はいずれも正式発表前の情報であり、最終仕様は変更される可能性がある。

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独自5Gモデムと最適化された「iOS 27」

また、アップルが独自開発した5Gモデム「C2」を搭載し、ミリ波通信に対応する方向で開発を進めているとみられる。OSには折りたたみスマホ向けに最適化した「iOS 27」を採用する可能性もある。これにより画面分割操作やドラッグ操作、カバーディスプレイとメインディスプレイ間のシームレスなアプリ移行など、大画面を活かした操作性の向上が期待される。

また、スマホ内部のスペースを最適化するため、顔認証の「Face ID」は廃止され、側面の電源ボタンに指紋認証「Touch ID」の機能を統合したデザインを採用する情報も出ている。さらに物理SIMカードスロットも完全に廃止し、eSIM専用になる見通しだ。

カメラ構成については、背面にメインカメラとして4800万画素のデュアルカメラを搭載し、メインディスプレイの画面下カメラとカバーディスプレイのパンチホールカメラを組み合わせ、自撮りやオンラインミーティングにも対応できるようにしたという。

バッテリー容量は5000~5800mAhと歴代iPhoneの中で最大で、中国通信機器大手・ファーウェイの三つ折りスマホ「Mate XT」(5600mAh)に匹敵する。さらに高効率の急速充電とワイヤレス充電にも対応する可能性がある。

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(36Kr Japan編集部)

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