中国山奥のクマザサ、日本の笹寿司に 32カ国へ輸出

中国湖北省の武陵山地域では、小舟のような形の緑色の葉を持ち、爽やかな香りを放つクマザサが広範囲に群生する風景がよく見られる。

クマザサの葉はちまきを包んだり、寿司の下に敷いたりするだけでなく、工芸品や防腐・殺菌の薬にもなる。現在、この小さな葉は海を渡り、日本などの市場に進出している。

湖北長友生態農業で梱包された、日本に輸出されるさまざまなクマザサの葉製品

真夏を迎えた同省恩施トゥチャ族ミャオ族自治州鶴峰県太平鎮のクマザサの葉加工工場では、作業員たちが洗浄台に立ち、葉を1枚ずつ取って丁寧に洗浄している。

クマザサの葉は日本に運ばれた後、伝統的な笹寿司を包んだり、刺身などに敷く自然素材として使われたりするほか、仕切りや環境に配慮した包装などにも用いられる。現在、日本市場向けの製品は主に、乾燥葉、冷凍葉、生鮮葉の3種類がある。

同州鶴峰県は武陵山脈の奥深くに位置し、80万ムー(約5万3000ヘクタール)超の野生のクマザサ資源を有する国内最大の生産地となっている。

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1999年設立の湖北長友生態農業は、地元におけるクマザサの葉加工業界の先駆者で、2025年の同社の製品生産量は約2億枚に上り、その6割近くを輸出している。輸出による外貨収入は約150万ドル(約2億4000万円円)で、うち日本への輸出額は約100万ドル(約1億6000万円)だった。

鶴峰県におけるクマザサの葉の年間収穫面積は現在、30万ムー(2万ヘクタール)に達し、25年の総販売量は2万2000トン、生産額は6億900万元(約140億700万円)に上る。3万世帯以上の農家に合計約4億元(約90億円)の増収をもたらし、製品は日本や韓国、米国など32カ国・地域に輸出されている。 【新華社武漢】

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