ヒューマノイドが主役に——中国ハーモニック減速機大手、純利益2倍超の快走
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波動歯車(ハーモニック減速機)の中国最大手「緑的諧波(リーダー・ハーモニアス・ドライブ・システムズ、以下リーダードライブ)」が2025年通期および26年1~3月期決算を発表した。
2025年通期の売上高は前年比47.31%増の5億7100万元(約130億円)、親会社に帰属する純利益は同121.42%増の1億2400万元(約29億円)だった。26年1~3月期も好調を維持し、売上高は前年同期比42.96%増の1億4000万元(約32億円)、親会社帰属純利益は同61.17%増の3263万元(約7億5000万円)となった。
ハーモニック減速機はロボット関節の中核部品で、長年にわたり日本の「ハーモニック・ドライブ・システムズ」が過半の市場シェアを握ってきた。リーダードライブは、中国国内で量産体制を確立した数少ない企業の一つで、現在は世界市場でシェア2位、中国市場では首位を維持している。
業績拡大をけん引するのは、ヒューマノイド(人型ロボット)向けの需要だ。国金証券(Sinolink Securities)は、同事業の売上高が25年の約1億元(約23億円)から、26年には3億元(約69億円)超に拡大すると予測する。
4月17に開催された「2026中国ヒューマノイド・エコシステム大会」で、リーダードライブ幹部は「受注はすでに2027年分まで埋まっている」と明らかにした。また、ハーモニック減速機の昨年の出荷数は50万個に迫り、今年は生産能力を100万台規模へ拡大する計画だとも報じている。また、同社は三花智控との合弁でメキシコに工場を設立しており、テスラのサプライチェーン入りも有力視されている。
*1元=約23円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)