中国EV「小鵬汽車」、VW欧州工場の活用を協議 関税障壁回避に一手
公開日:
中国電気自動車(EV)大手の小鵬汽車(Xpeng)の北東欧州担当マネジングディレクターの程暁光(エルビス・チェン)氏は5月13日、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)主催の「フューチャー・オブ・ザ・カー」サミットで、独フォルクスワーゲン(VW)などと欧州の遊休工場の買収や借用について協議しており、自社で新工場を建設する案も検討していると述べた。
この情報は瞬く間に業界内で話題となった。業界関係者は、この動きの背景にはフォルクスワーゲン側の生産能力過剰と収益悪化圧力のほか、小鵬としても関税障壁回避のため、欧州での現地化を加速させたい狙いがあると分析する。これに対し、VW側も小鵬側もコメントを控えている。
数日前、VWのオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は、中国で開発された車種を欧州市場に導入し、さらに中国の提携パートナーと欧州で生産能力を共同利用する可能性にも言及した。小鵬の何小鵬CEOも、海外自動車メーカーと提携について協議しており、運転支援技術をグローバルに展開するとともに、海外生産の拡大も進めていると述べている。
小鵬の2025年における海外市場での販売台数は前年比96%増の4万5008台に達し、このうち欧州は2万台前後だった。
(36Kr Japan編集部)