アリババ、4〜6月期純利益75%減 AI投資加速、クラウドは45%増
公開日:
アリババグループが2026年4〜6月期決算を発表した。売上高は前年同期比9%増の2689億5000万元(約6兆4600億円)で、市場予想をわずかに上回った。純利益は75%減の約104億元(約2500億円)で、調整後純利益も38%減の207億2000万元(約5000億円)だった。人工知能(AI)インフラなど戦略分野への投資拡大に加え、投資資産の売却益減少が利益を押し下げた。
企業によるAIの学習や推論、AIエージェント活用への需要が高まるなか、AIがアリババクラウドの成長をリードする主要因となっている。今四半期のAIクラウド・コンピューティングサービス収入は前年同期比45%増の484億3700万元(約1兆1600億円)。AI関連製品の売上高は123億7600万元(約3000億円)に達し、12四半期連続で前年同期比3桁成長を維持した。
事業拡大が加速すると同時に収益性も改善している。クラウド・インテリジェンス事業の調整後EBITAは前年同期比133%増の56億2800万元(約1400億円)となり、利益率は12%に上昇した。
アリババはこれまで、今後3年間でクラウドとAIインフラに3800億元(約9兆1200億円)を投じる計画を発表している。6月末までの累計投資額は約1900億元(約4兆5600億円)に達し、計画額の半分を消化した。
電子商取引(EC)事業では、アリババのEC事業グループの売上高が前年同期比4%増の約2059億元(約4兆9400億円)だった。このうち即時配送型の小売事業は45%増の約533億元(約1兆2800億円)となり、消費関連事業の主な成長源となった。
*1元=約24円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)