中国Momenta、1〜6月期赤字96%縮小 自動運転100万台突破で黒字化目前
自動運転技術を手がける中国「Momenta(モメンタ)」 は、香港上場後初となる決算を発表した。2026年1〜6月の売上高は前年同期比75.9%増の16億200万元(約390億円)、売上総利益は79.4%増の11億7300万元(約280億円)だった。
事業別では、技術開発サービスの売上高が81.5%増の9億9500万元(約240億円)、ライセンスサービスが67.5%増の6億700万元(約150億円)となった。新規顧客向けプロジェクトの増加や、量産車への搭載台数拡大が成長を促した。
量産規模の拡大に伴い、赤字も大幅に縮小した。1〜6月の調整後純損失は1409万7000元(約3億4000万円)で、前年同期の4億1600万元(約100億円)から96.6%縮小し、損益分岐点に近づいた。
一方、研究開発への投資は引き続き高水準で、研究開発費は11億6000万元(約278億円)と、売上高の72.6%を占めた。7月の新規株式公開(IPO)による資金調達を終えた後、手元現金保有額は150億元(約3600億円)を超えた。
モメンタは6月末時点で、自動車メーカー26社と量産で提携し、対象車種は105モデルに達した。同社の自動運転ソリューションを搭載した車両は累計100万台を突破しており、1〜6月だけで前年同期比83.7%増となる約32万1000台増加した。量産車100万台から得られた実際の走行距離は累計130億キロメートルを超え、1億件を超える高価値な運転データを蓄積している。
今後は搭載車種の拡大を続けるとともに、ロボタクシーの商用化を加速する。次世代の世界モデル「R7」は、7~9月期から量産車への搭載を開始する計画だ。ロボタクシーについては、世界3カ国・6都市で試験または運行を行っており、初の量産モデルを10~12月期に投入する予定。年末までに中国国内外で合わせて数百台を展開し、2028年には大規模な商用運行段階に入ることを目指す。
*1元=約24円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)