配車サービス大手のウーバー対カリーム、中東市場でのシェア争い終結か=両社合併の予備交渉へ
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UberとCareemは資金調達合戦を幾度となく展開してきた結果、双方の関係は競合の道をたどっている。
ブルームバーグの情報筋によると、中東地域の競合他社であるCareemとUberはこうした関係に終止符を打ち、双方のネットワークサービスにおいて合併する動きがみられる
という。
合弁に関する交渉はまだ始まったばかりで、双方は多方面にわたって可能性を探りながら交渉を行っている。
Uberは直接Careemを買収する考えを示している。しかしUberは、もし買収に失敗した場合、少なくとも合弁会社の半分の株を保有しなければならないと述べている。
合弁後のネットワークサービスは、現在Careemが管理する組織が合弁会社の運営を担い、現地では一方もしくは双方のブランドを残す予定であるという。
しかし、双方はまだ合意に至っていない。Uberの広報担当は合弁についてのコメントを差し控えている。
Careemは2012年に設立し、ドバイの自動車オンライン予約サービスのプロバイダーである。主に中東、北アフリカ地域の利用者に対し、タクシー、専用車、急行バスなどの配車サービスを提供している。公表資料によると、Careemはこれまでに6回の資金調達を行っており、2017年8月の資金調達の際、滴滴はCareemの戦略的投資家となり、中東・北アフリカ市場の事業を共同で展開している。

出典:Jingdata.com
2018年1月中旬、ロイター通信社はCareemが銀行とIPO交渉を進めていると報じた。また、騰訊科技は、Careemが新たな資金調達として最高で5億ドルを工面しようと、現在、投資家と接触していると報じている。この資金調達後、Careemの評価額は15億ドルに達する見通しである。
実際、Careemだけでなく、UberもIPOを見据えている。今年5月末、UberのDara Khosrowshahi CEOは、2019年にIPOを進めていることについて言及している。
順調に上場するために、Uberは自動車オンライン予約サービスが今後成長すると見込む重要なマーケット以外を縮小する海外展開を続けている。Uberは中国、東南アジア、ロシアなどの海外展開を終える一方、中東市場で現地最大手のCareemと「死闘」を繰り広げている。
2017年の年末、サウジアラビアは、2018年6月に女性の自動車運転禁止令を解除すると発表した。この動きを受け、Uberは中東市場への事業展開を今よりも強化しようと考えている。この条例の公布は、女性ドライバーの解禁を意味しているため、ドライバーの数が増えるだけでなく、サウジアラビアの保守派が願っていた「女性専用車」のサービスにようやく着手することができる。
Dara Khosrowshahi氏は中東事業の展開に対して楽観視している。今年5月の会議で、Dara Khosrowshahi氏は、中東と北アフリカで市場占有率トップを取る自信を滲ませている。