中国発、世界有数のLGBTQ向け出会い系アプリ「Blued」の親会社である「藍城兄弟（Blue City）」は11月25日、ゲイ（男性同性愛者）に特化したソーシャルメディアプラットフォーム「Finka（翻咔）」を、現金2億4000万元（約38億円）で買収すると発表した。

買収完了後は、翻咔社が独立した運営を維持し、藍城兄弟が資金面や運営面のサポートを行う。

これは同社がナスダックに上場して以来2度目の買収で、中国性マイノリティ分野において最大規模の買収案件になる。藍城兄弟は今年8月、中国のレズビアン向けソーシャルアプリ「LESDO（楽Do） 」の買収を完了したと発表。

Finkaは、「顔面偏差値の高い」、「小さくて美しい」ユーザー体験を製品理念の核としており、大都市在住で1995年以降生まれのLGBTQがユーザーの中心となっている。市場調査会社 「Frost & Sullivan（フロスト＆サリバン）」のレポートによると、2019年のFinkaの登録ユーザー数は270万人を超えているという。