TikTokのバイトダンス、自動運転企業「QCraft」に27億円出資 産業版図をさらに拡大へ

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TikTokのバイトダンス、自動運転企業「QCraft」に27億円出資 産業版図をさらに拡大へ

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ブルームバーグは今月、自動運転技術開発の「軽舟智航(QCraft)」が2500万ドル(約27億円)を調達したと報じた。消息筋によると、出資者にはバイトダンス(北京字節跳動科技)が含まれ、同社だけで2500万ドル(約27億円)以上を出資しており、実際の調達額は2500万ドル(約27億円)を大きく上回るという。事実だとすれば、軽舟智航の評価額は数億ドル(約数百億円)になり、ユニコーン企業の一歩手前という状態だ。

2020年から自動運転への注目度が一層高まっており、最新技術の量産化が実現され、資金調達が相次いだ。その結果、自動運転のリーディングカンパニーの評価額が高騰し、100億ドル(約1兆円)に迫る企業もあるほどだ。そのなかで、グーグル傘下の自動運転開発企業「Waymo」の出身者が創設した軽舟智航の評価額はまだ数億ドル(約数百億円)で、投資に適しているといえる。

バイトダンスの今回の出資により、中国のインターネット大手であるバイドゥ(百度)、アリババ、テンセント、バイトダンス、「美団(MEITUAN)」、「滴滴(DiDi)」がすべて自動運転に出資または参入したことになる。

軽舟智航は2019年3月にシリコンバレーで創業し、これまでの2年間で3回の資金調達を行っている。同社は事業をL4の自動運転技術開発に特化しており、都市部の公共交通機関の自動運転の実用化を得意とする。

コミュニティバスの特徴(画像は軽舟智航より)

軽舟智航はすでに無人バス「龍舟」を発表しており、蘇州、深圳、武漢など複数の都市で稼働中だ。深圳では全国初の無人バス定期券も発行した。龍舟はコミュニティバス、乗り合いバスのネット配車、工業団地や観光地内の移動、BRT(Bus Rapid Transit)などの使用シーンを想定している。

軽舟智航が蘇州で運営する無人バス(画像は軽舟智航より)

軽舟智航の共同創業者は全員Waymo出身で、ほかの中核メンバーはテスラ、Uberなどの出身だ。

軽舟智航の共同創業者(画像は軽舟智航より)

バイトダンスは、軽舟智航以前にも自動車産業に投資してきた。2017年8月には傘下の自動車メディアとサービスプラットフォーム「懂車帝」がローンチし、2019年には「理想汽車(Li Auto)」に3000万ドル(約33億円)を出資。2020年5月には車載インフォテインメントシステムを開発するための「コネクテッドカーチーム」を立ち上げた。

自動車産業へのバイトダンスの4回の投資

このように、バイトダンスは投資を繰り返すことで自動車産業での版図を広げてきたのである。新エネルギー車と自動運転は今後、エンタメ、ゲーム、ECなどと同様に同社が重要視する産業になる可能性がある。

原作者:「車東西」(Wechat ID:chedongxi) 六毛

(翻訳・小六)

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