民間企業初の月面探査なるか。米宇宙スタートアップMoon Expressが14億円調達
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米宇宙スタートアップMoon Express(ムーン・エクスプレス)が1250万ドル(約14億円)を調達した。官民含めた顧客向けに月面探査機の開発研究をさらに進める。
Moon Expressは1日(現地時間)、Minerva Capitalからブリッジファイナンスで250万ドルを調達したほか、もともと計画していたBラウンドでの目標額2000万ドルのうち、1000万ドルをすでに調達したと発表した。Bラウンドの出資元は非公開。
Minerva Capitalのマネジングパートナー兼創業者Jocelyn Cortez-Young氏は「Moon Expressは個性的で説得力あるビジネススキームをよく練り上げている」と評価する。今回は、Minerva Capitalが宇宙産業向けとして初公開した投資案件だ。
Moon Expressの共同創業者でCEOのロバート・リチャーズ氏は今回の調達資金について、ケープカナベラル空軍基地第17発射施設の改築に投入すると説明した。同施設は現在、Moon Expressが米空軍から借り受けているが、ここを月面探査機の開発と各種試験に利用する計画だ。Bラウンドで調達した1000万ドルについては、長距離飛行設備購入や同社初の月面探査機製造に用いる。2020年には初の打ち上げを目標としている。
Moon Expressは2016年7月、民間企業として初めて月への渡航許可を取得したほか、民間団体による月面無人探査コンテストGoogle Lunar X-Prizeで、最終フェーズに勝ち進んだ5チームに入っている。Google Lunar X-Prizeでは米宇宙企業ロケットラボ製のロケット「エレクトロン」を使用予定だったが、今回はより大型のロケットを採用する計画だという。
月面探査における協業機関を探しているMoon Expressにとって、NASA(米航空宇宙局)が現在募集する案件にはぜひ名乗りを上げたいところだろう。NASAは現在、月面への物資輸送を担う事業体(CLPS)を募集しており、年内にも契約を締結したい考えだという。
(翻訳・愛玉)
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