【新華社北京12月2日】中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)はこのほど、北欧路線バス最大手のノビナ(Nobina)から電気バス70台を追加受注したと明らかにした。2022年夏にフィンランドの首都ヘルシンキの路線バスに導入される予定で、ノビナからのフィンランド向け受注としては今年8月に119台を納入したのに続き、2件目となる。
新たに受注したのは人気の2車種で、全長13メートルの電気バスが42台、15メートルの電気バスが28台となっている。国際公共交通連合(UITP)の「標準化路上テストサイクル」(SORT)に基づく航続距離はいずれも400キロを超え、中でも15メートルの車種は450キロに上り、北欧で運行されるバスの要件を十分に満たしている。
BYDが8月に納入した電気バス119台はすでに運行されている。安全走行距離は現時点で100万キロに上り、二酸化炭素(CO2)排出量を1400トン以上削減したことに相当する。
ノビナは北欧における新エネルギー交通機関のトップ企業でもある。BYDとの提携は15年に始まり、6年間で300台以上の電気バスが納入された。
現在、北欧で運行するBYDの電気バスは600台以上、走行距離は累計3千万キロを超え、CO2排出量を3万トン余り削減している。
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