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電気自動車(EV)ブランド「哪吒汽車(Neta)」を抱える中国新興EVメーカー「合衆新能源汽車(Hozon Auto)」(以下、哪吒)がこのほど、シリーズD3で約20億元(約360億円)を調達した。出資者は「中車基金管理」「深創投(Shenzhen Capital Group)」など。資金調達後の同社の評価額は250億元(約4500億円)を超えた。ニュースメディア「晩点(Late Post)」が報じた。
同社は21年10月に実施したシリーズD1では40億元(約720億円)を調達。うち20億元をインターネットセキュリティ企業の「Qihoo360(奇虎360)」が出資した。また、同年12月には、シリーズD2で車載電池メーカー「寧徳時代新能源科技(CATL)」やQihoo360、「北京汽車集団(BAIC Group)」傘下の投資会社「北京汽車集団産業投資(BAIC Capital)」から資金調達したと発表している。
哪吒は評価額約70億ドル(約8000億円)を目標に、プレIPO(上場直前の段階) の準備を進めており、年内にも香港で上場する計画だという。
今回の資金調達の関係者は「哪吒のシリーズDは昨年半ばから始まっており、期間中にソフトバンク・ビジョン・ファンド(SBF)やアラブ首長国連邦の政府系ファンド「アブダビ投資庁」、シンガポール政府投資公社(GIC)なども出資交渉を進めていたが、今回はタイミングなどを理由に出資を見送った。中には出資寸前までいった投資機関もあったが」と述べた。
(36Kr Japan編集部)
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