百度、複数部門で人員整理か 中国IT大手のリストラ相次ぐ

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百度、複数部門で人員整理か 中国IT大手のリストラ相次ぐ

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中国IT大手の百度(バイドゥ)は今年1月から、人工知能事業グループ(AIG)、モバイルエコシステム事業グループ(MEG)など複数の部門を対象に、再び人員整理を進めているとみられる。複数の従業員への取材で分かった。ある従業員は「私が所属する事業グループでは、現場スタッフから幹部まで、10~15%の人員が削減されるようだ」と述べた。

これに対し、百度は「人員整理は実施していない」とし、「他社と同様、毎年従業員の実績に応じた合理化はしているが、その割合は10%に満たない」と説明した。

複数のメディアによると、百度の第1次人員整理は2021年12月に始まった。MEG全体で解雇された割合は50%、ゲーム部門では従業員約300人のほぼ全員が解雇され、ライブストリーミング部門でも9割が解雇されたという。

百度は昨年2月、36億ドル(約4100億円)を投じてライブ配信プラットフォーム「YY(歓聚時代)」を買収した。これが今回の人員整理につながったとみる従業員は少なくない。

なお、昨年末以降、動画配信大手の「愛奇芸(iQiyi)」や「快手科技(Kuaishou Technology)」、配車アプリ最大手の「滴滴出行(DiDi Chuxing)」などIT大手各社の人員整理が相次いで報じられいる。

株価急減の中国ネット配車大手「滴滴」、従業員のリストラ開始

(36Kr Japan編集部)

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