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乳製品メーカー「広州市朴誠乳業(Guangzhou Honest Dairy)」傘下のヨーグルトブランド「簡愛酸奶(SIMPLE LOVE)」がこのほど、シリーズBで8億元(約150億円)を調達した。既存株主の「経緯中国(Matrix partners China)」と「黒蟻資本(BA Capital)」が追加出資したほか、セコイア・キャピタル・チャイナ(紅杉資本中国基金)と「雲鋒基金(YF Capital)」も出資に参加した。今回調達した資金は、近代的な牧場の建設と、サプライチェーンの強化に充てられる。
簡愛酸奶は2015年にスタートしたブランドで、無糖ヨーグルトや機能性ヨーグルト、子ども向けヨーグルトなどを発売しており、これまでの流通取引総額(GMV)は20億元(約380億円)を突破した。今年は、商品ラインアップに牛乳が加わる予定。
朴誠乳業はすでに、中国で複数の牧場を運営するシンガポールの生乳大手「AustAsia Investment Holdings」と戦略提携を締結しており、今年5月から自社牧場で生乳の生産を開始する予定だという。
米調査会社ニールセンによると、20年のヨーグルト市場全体の売上高は、新型コロナウイルス流行の影響で前年より12.5%減少した。一方、簡愛酸奶の同年の売上高は70%以上増加。20年12月まで過去5年近くの年平均成長率は109%と、順調な成長を見せている。
(36Kr Japan編集部)
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