セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
拡張現実(AR)技術を開発する「Nreal(エンリアル)」が3月30日、シリーズC+で6000万ドル(約72億円)を調達した。アリババ集団が出資を主導した。これにより、同社がこの1年で調達した資金は2億ドル(約240億円)に達した。これまでの主な出資者は、快手(Kuaishou)や蔚来資本(NIO Capital)、雲鋒基金(YF Capital)、セコイア・キャピタル・チャイナ(紅杉資本中国基金)、高瓴創投(GL Ventures)など。
同社は2017年に広東省深圳市で設立され、コンシューマー向けAR製品の展開を急速に進め、日本や韓国、米国、欧州各国などで製品を販売している。21年11月には中国移動(チャイナ・モバイル)傘下の「咪咕文化科技(Migu Culture Technology)」と戦略的パートナーシップを締結し、5GとARを組み合わせたコンテンツエコシステムを共同で推進すると発表。翌12月には、提携先の電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」と共同開発したEV向けARグラスを公開した。22年2月には、KDDIとNTTドコモが、世界に先駆けて同社のARグラス「Nreal Air」を日本で発売すると発表している。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録