アリババ、傘下スーパー事業を分離 早ければ11月にも香港上場へ

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アリババグループは近く傘下の生鮮スーパー事業「盒馬鮮生(Freshippo)」の分社化を香港証券取引所に申請し、早ければ11月中旬にも同取引所で上場させる方針だという。これが成功すれば、アリババの事業再編後初の分社化・上場となる可能性がある。金融紙「香港経済時報」が6月26日、報じた。

アリババは2023年3月、持ち株会社制に移行し、組織を6つの事業グループに分割・再編すると発表。条件が整った事業グループや事業会社から、それぞれ資金調達や新規株式公開(IPO)を実施する可能性があることも明らかにした。6事業グループはすでに、それぞれ取締役会を設置している。

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盒馬鮮生は現在、同名のスーパーマーケットのほか、会員制倉庫型店舗「盒馬X会員店」やアウトレット型店舗「盒馬奥莱」などの業態を抱えている。中国連鎖経営協会(CCFA)が発表したデータによると、盒馬鮮生の2022年の売上高は610億元(約1兆2000億円)、店舗数は約300店だった。創業者の侯毅・最高経営責任者(CEO)は、2022年10~12月期と23年1~3月期は黒字を達成したと明らかにしている。

*2023年6月28日のレート(1元=約19.9円)で計算しています。 

(36Kr Japan編集部)

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