カナダの国民的カフェチェーン「Tim Hortons（ティムホートンズ）」の中国法人「TH International （Tims天好中国）」（以下、ティムズ中国）が8月29日、2023年4～6月期決算を発表した。

売上高は前年同期比130％増の4億1000万元（約82億円）だった。直営店の調整後EBITDA（利払い・税引き・償却前利益）は1822万元（約3億6000万円）で、4四半期連続の黒字を達成した。調整後EBITDAの利益率は前年同期から31％上昇し、5％となった。

純損失は2億3000万元（約46億円）で、前年同期の1億7000万元（約34億円）からやや拡大した。調整後の純損失は9120万元（約18億円）、調整後の純損失率は22％だった。新規出店数は52店で、6月末時点の店舗数は700店となった。

ティムズ中国は23年3月、フライドチキンチェーン「Popeyes（ポパイズ）」の中国事業を買収し、中国本土とマカオでの独占経営権とフランチャイズ権を取得した。8月19日には、ポパイズの旗艦店を上海市の中心部にオープンした。年内には中国店舗数を少なくとも10店舗とし、今後10年で1700店を展開する計画だという。

カナダ生まれのカフェチェーン、中国で第2のスタバ目指す。赤字出しながら急成長

＊2023年9月4日のレート（1元＝約20円）で計算しています。

（36Kr Japan編集部）