アウディ中国、初の中国人籍総裁を起用 中国向け「A8」にファーウェイの技術採用を検討か

ドイツ自動車大手アウディは10月22日、張俊(Jeff Zhang)氏が11月1日付でアウディ中国の総裁に就任すると発表した。ヨハネス・ロシェック(Johannes Roscheck)氏の後任で、アウディ中国初の中国籍総裁となる。張氏はこれまで、奇瑞汽車(Chery)の海外事業を担う奇瑞国際の副社長とCheryブランドの海外事業部門の責任者を兼任し、欧州事業を担当していた。また欧米自動車大手ステランティス(Stellantis)で、アルファロメオ(Alfa Romeo)とDSオートモビル(DS Automobiles)の中国事業を担当した経験もある。

アウディの最高経営責任者(CEO)であるゲルノート・デルナー(Gernot Döllner)氏は今回の人事について、国際的な経験と中国市場に関する知見を組み合わせることで、中国の顧客ニーズにより迅速に対応し、競争力を高める狙いがあると説明した。

人事異動に加え、中国での技術協力をさらに深める動きにも注目が集まっている。ドイツの経済誌Manager Magazinはこのほど、アウディが中国市場向けのフラッグシップセダン「A8」にファーウェイ(華為技術)のアーキテクチャを採用することを検討していると報じた。他の高級車種にも同プラットフォームが採用される可能性があるという。現時点で検討の対象は中国市場に限られ、最終決定には至っていない。同誌によると、中国向けA8については、ドイツからの輸入ではなく、中国国内で生産する案も検討されている。

ポルシェに排出枠、VWに技術 中国EV、「車を売る」以外の稼ぎ方

アウディとファーウェイにはすでに協業実績がある。2025年に中国で発売された「Audi A5L」には、ファーウェイの運転支援システム「乾崑(Qiankun)」が搭載された。また、26年4月に発売された「A6L e-tron」でも、同社の運転支援ソリューションが採用されている。

アウディ×上海汽車、上海にR&Dセンター設立 中国向け4モデルを共同開発

(36Kr Japan編集部)

日本企業のDXを促進するプラットフォーム「CONNECTO」
無料コンテンツ公開中

最新記事