英海運調査大手クラークソンズ・リサーチがこのほど発表したデータによると、3月の世界新造船受注隻数は79隻、受注トン数は243万CGT（標準貨物船換算トン数）だった。国別の受注量は中国が43隻・95万CGT、韓国が15隻・80万CGTで、CGTベースの受注シェアは中国が39.0％、韓国が33.0％だった。中国は1月に続き、再び首位の座についた。
　
だが第1四半期（1～3月）を見ると、受注量は韓国が65隻・312万CGT、中国が110隻・259万CGTで、CGTベースの受注シェアは韓国が44.0％と首位に立ち、中国は37.0％で2位だった。中国は受注隻数で韓国を45隻上回ったが、受注トン数では大型液化天然ガス（LNG）船やコンテナ船を主とする韓国が中国を53万CGT上回った。
　
受注シェアを見ると、中国は今年1月に57.0％で世界首位に立ったものの、2月は韓国が77.6％で大きくリードし、中国はわずか8.5％で3位だった。
　
世界の造船会社の3月末時点の手持ち工事量はCGTベースで、前月比24万CGT減の1億1035万CGTだった。国別では中国が4867万CGT（世界シェア44.0％）で首位となり、韓国は3868万CGT（35.0％）で2位だった。（新華社北京）