中国発スマート電動バイク「PAI」、新たに数十億円の資金調達 海外進出を加速

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中国のスマート電動バイク業界をリードする「派電科技(PAI Technology)」がこのほど、杭州東方嘉富資産管理などから数億元(数十億円超)を調達した。資金は、浙江省嘉興市海塩県での拠点建設や技術開発、グローバル展開の加速などに充てられる。以前実施したプレシリーズAでは、レノボ・キャピタルから資金を調達している。

派電科技は2021年に設立され、上海市に本社を置く。電動バイクの中核となるバッテリー、モーターおよび電子制御システムの自社開発に加え、車両のスマート化に注力しており、スマート電動バイクブランド「PAI(派)」を打ち出している。23年7月には、先進運転支援システム(ADAS)とレンジエクステンダーを搭載した世界初のスマート電動バイク「TS3」を発売した。

同社は現在、東南アジアと欧州市場への積極展開を進めている。24年の新モデルは、中国と海外で同時発売する予定だという。

大手寡占のeバイク動力市場にセンターモーターで挑む 「eバイク界のボッシュ」の先見据える中国企業

*2024年3月7日のレート(1元=約21円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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