中国のネット配車サービス最大手「滴滴出行（DiDi Chuxing）」が、2024年1～3月期の決算を発表した。配車件数は37億5000万件で、総取引額（GTV）は前年同期比26.9％増の922億元（約2兆円）となった。総売上高は491億元（約1兆1000億円）、調整後EBITA（利払い・税引き・一部償却前利益）は9億元（約200億円）だった。

売上高のメインは引き続き国内事業で、前年同期比14.1％増の445億元（約9800億円）だった。海外事業は配車件数が44％増の7億9000万件となり、売上高は43.9％増の24億元（約530億円）と大きく伸びた。

中国では旅行市場が回復基調に乗り、24年に入ってからは国内や海外の旅行先で滴滴を利用する中国人ユーザーが大幅に増えている。

＊1元＝約22円で計算しています。

（36Kr Japan編集部）