脱税騒動の女優ファン・ビンビン、越境ECで存在感 自身のコスメブランド、TikTokやLazadaへ出店

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巨額脱税事件で数年間にわたって中国芸能界の表舞台から姿を消していた人気女優の范冰冰(ファン・ビンビン)さんが、このところ越境電子商取引(EC)業界で存在感を高めている。

ファンさんは5月末、自身のビューティーブランド「Fan Beauty Diary」が東南アジア最大級のECプラットフォーム「Lazada(ラザダ) 」に出店し、海外進出ブランドの仲間入りを果たしたと発表した。

Fan Beauty Diaryは2018年に設立され、すでにEC大手の京東(JD.com)やアリババグループの天猫(Tmall)や淘宝網(タオバオ)のほか、EC機能付きのSNS「小紅書(RED)」などに出店している。今年6月18日に終了した中国EC業界最大級のショッピングイベント「618セール」では、淘宝網と京東で人気ランキングの上位に入り、小紅書では首位に立った。

そしてこのほど、Fan Beauty Diaryは世界的人気の動画共有アプリ「TikTok」に公式アカウントを開設し、わずか2本の動画を投稿しただけで5万4900人のフォロワーを獲得。ファンさん自身が公式アカウントの開設を知らせる動画は、あっという間に再生回数が52万回を突破した。

TikTokは世界に16億人のユーザーを抱えており、ここ数年はEC事業の展開を強化している。23年の流通取引総額(GMV)は約136億ドル(約2兆1000億円)で、うち9割以上を東南アジア事業が占めた。

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*1ドル=約158円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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