中国香港の市場調査会社、カウンターポイント・リサーチが5日発表した統計リポートによると、2024年上半期（1～6月）の欧州における折りたたみスマートフォン市場で、中国ブランド「栄耀（HONOR）」の販売台数が前年同期の23倍に増加し、伸びに最も貢献した。欧州折りたたみスマホ販売台数は2倍となり、増加幅の70％を栄耀が占めた。

栄耀は欧州でシェアを大きく拡大している。23年初頭に「Magic　Vs」を発売して欧州折りたたみスマホ市場に進出し、同年末には折りたたみスマホ販売台数でトップの韓国サムスンに僅差で迫った。その後すぐに「Magic　V2」を発売し、市場構造を一変させた。

カウンターポイントによると、第2四半期（4～6月）の世界折りたたみスマホ出荷台数は前年同期比48％増え、その半数以上を中国勢が占めた。中でも栄耀は西欧市場で初めてサムスンを抜き、首位に躍り出た。

栄耀は4～6月に欧州とアジア太平洋市場にも積極的に進出し、折りたたみスマホの世界出荷台数を5.6倍増やし、スマホブランドの中で最大の伸びを実現した。

売れない折りたたみスマホ、本体価格も修理費も高額　市場シェアは1.5％に満たず

（新華社香港）