中国Pony.ai、ロボタクシー海外配備4000台超を計画 欧州ではUberと2000台以上
中国の自動運転大手「小馬智行(Pony.ai)」が海外でのロボタクシー(自動運転タクシー)展開を加速している。同社は9月10日、海外で計画するロボタクシーの配備台数が4000台を超えたと明らかにした。このうち欧州では、配車サービス大手Uberと提携し、5都市で2000台以上を配備する計画だ。
Pony.aiは2026年末までに、世界で展開するロボタクシーを3500台以上に拡大し、サービス展開地域を20都市以上に広げる方針を掲げている。
欧州では9月10日、自動運転モビリティ企業Verneと共同で、クロアチアの首都ザグレブでの乗客を乗せた完全無人ロボタクシーの走行試験を開始した。公道での同様の試験は欧州初となる。試験ルートは全長22キロで、Verne本社とザグレブの主要ビジネス地区、フラニョ・トゥジマン空港を結ぶ。今後数カ月で試験エリアを順次拡大する予定だ。
今年4月、Verne、Uberと共同でザグレブに欧州初の商用ロボタクシーサービスを導入。8月にはUberの配車プラットフォームにも接続したが、車両には引き続きセーフティドライバーが同乗していた。今回の完全無人での乗車試験により、現地のロボタクシーは「セーフティドライバー同乗の商用運行」から「完全無人の運行」へと一歩進んだことになる。
試験車両にはPony.aiの第7世代ロボタクシーを採用。NVIDIA DRIVE AGXプラットフォームをベースに開発したレベル4(L4)自動運転用ドメインコントローラーを搭載する。360度をカバーするセンサーシステムに加え、多重な冗長設計や、障害発生時にも走行を継続できるフェイルオペレーショナル機能を備える。
同社は現在、北京、上海、広州、深圳でロボタクシーサービスを展開している。海外でも中東やシンガポール、韓国、ルクセンブルクなどへ事業を拡大し、自動運転の実証や商用運行を進めている。世界での自動運転累計走行距離は1億キロを超え、このうち完全無人での走行距離は4000万キロ以上に達している。
(36Kr Japan編集部)