触覚センサーの「PaXini Tech」、4カ月で200億円調達 JDドットコムも出資

人間並みの触覚センサーやロボットハンドを開発する、深圳発のスタートアップ「帕西尼感知科技(PaXini Tech)」がこのほど、シリーズAで追加の資金調達を実施した。中国電子商取引(EC)大手の京東集団(JDドットコム)が出資を主導した。中国メディアによると、同社がここ4カ月で調達した資金は計10億元(約200億円)近くに上る。

JDドットコム、「エンボディドAI」に賭ける 一日3社投資の衝撃

PaXiniは2021年設立。許晋誠・創業者兼最高経営責任者(CEO)は早稲田大学の菅野研究室で人型ロボットや高精度触覚センサーを研究し、博士号取得後に帰国して同社を創業した。

同社は6軸ホールアレイセンサーを中核技術とし、現在はロボットハンド「DexH13」「DexH5」、人型ロボット「TORA-ONE」、多軸触覚センサー「PX-6AX」「PX-3AX」などを展開している。天津市に建設したデータ収集工場では、エンボディドAIのトレーニングデータを年間2億件生成できる。

中国「PaXini」、多軸触覚センサーで累計数十億円を調達 早大菅野研究室出身が創業

ロボットハンドのDexH13は4本指本指構造で、1台に1140個の多軸触覚センサーと800万画素のAIカメラを搭載し、多次元の力覚感知とAIビジョンを協調させて細かく正確な作業を実現する。人型ロボットのTORA-ONEは全身の関節自由度が53軸で、身長を146〜186cmの範囲で調整可能。これにより、保安検査や物流、商業施設、介護、精密な組み立て作業といった多様な現場でのニーズに対応できる。

*1元=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

日本企業のDXを促進するプラットフォーム「CONNECTO」
無料コンテンツ公開中

最新記事