ヒューマノイドの「脳」供給で顧客400社 中国「D-Robotics」、設立2年で累計590億調達

ロボット基盤技術を手掛ける深圳の「地瓜機器人(D-Robotics)」はこのほど、シリーズB2で1億5000万ドル(約240億円)を調達した。出資者には、滴滴(Didi Global)、Prosperity7 Ventures、高瓴創投(GL Ventures)、シンガポール政府系ファンドのテマセク・ホールディングス傘下Vertex Growth Fund、五源資本(5Y Capital)などが名を連ねる。

同社の資金調達ペースは目を引く。昨年5月にはシリーズAで1億ドル(約160億円)、今年3月にはシリーズB1で1億2000万ドル(約190億円)を調達しており、今回のB2を合わせた累計調達額は約3億7000万ドル(約590億円)に達する。

ホライズン発のD-Robotics、約190億円調達 ロボットの“頭脳”プラットフォームを強化

D-Roboticsは2024年5月、AI半導体大手「地平線機器人(ホライズン ・ ロボティクス)」のロボット部門からスピンオフして設立された。自社でロボット本体の製造は行わず、ロボットメーカーに対してコンピューティングチップ、アルゴリズム、ソフトウエア開発プラットフォームなど、ロボットの「脳」にあたる中核技術を提供している。

ロボット関連企業の顧客はすでに400社以上に達している。コンシューマー向けロボット市場では、AIチップ「旭日(Sunrise)」シリーズの出荷数は2024年時点で500万個を突破。人型ロボット(ヒューマノイド)分野でも、「自変量機器人(X Square Robot)」「星動紀元(ROBOTERA)」「逐際動力(LimX Dynamics)」「広州汽車集団(GAC)」などの大手が、ロボット開発キット(RDK)「S600」を率先して導入している。

同社は今年末には、中国の先進プロセスを採用した新型チップ3種の投入を予定しており、製品ラインナップの強化を急ぐ。

*1ドル=159円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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