ヒューマノイド量産目前ーー中国EV・小鵬、「フィジカルAI企業」への転換加速

中国電気自動車(EV)大手・小鵬集団(Xpeng)の創業者兼最高経営責任者(CEO)何小鵬氏は6月10日、社内向けメッセージで自らロボット事業を直接統括することを発表した。

同社は2025年11月に、人型ロボット(ヒューマノイド)の最新モデル「IRON」を披露した。その歩行があまりにも自然で滑らかだったことから、「中に人間が入っているのではないか」とSNS上で話題となり、何CEOは疑念を払拭するため、ロボットの脚部構造を切り開いて証明する一幕もあった。

中国メディア「第一財経(CBN)」によると、何CEOはメッセージの中で、「現在のロボット事業はすでに量産・出荷に向けた重要な局面に入っている。8年前に初の量産車『G3』を発売する直前の段階に相当する」と説明した。

小鵬汽車ヒューマノイド「IRON」ー”人間にしか見えない”と話題 中の人疑惑まで

「中に人、入ってますよね?」と疑われた小鵬のヒューマノイド。背中のファスナーを開けて見えた“人工筋肉”の衝撃

何CEOは、ロボット事業を次なる成長エンジンと位置付けている。同氏は「自動車、ロボット、グローバル事業の3分野が、今後10年間の会社を支える成長曲線になる」と強調。ロボット事業の拡大は、小鵬が単なるスマートEVメーカーから、フィジカルAI企業へ進化するための重要なステップだとしている。

計画によると、同社は26年10~12月期に人型ロボットの量産を実現、27年1~3月期には実店舗で販売アドバイザーとして導入、27年4~6月期に海外市場に投入し、28年には家庭向け市場への本格普及を目指すという。

(36Kr Japan編集部)

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