中国ラッキンコーヒー、世界店舗3.6万店に拡大 既存店減収でも利益成長維持
中国のコーヒーチェーン大手、瑞幸珈琲(luckin coffee、ラッキンコーヒー)がこのほど、2026年4~6月期の決算を発表した。純売上高は前年同期比28.5%増の158億8600万元(約3700億円)。純利益は16.1%増の14億8600万元(約340億円)、営業利益は22%増の21億2300万元(約490億円)となり、収益力は引き続き拡大している。26年1~6月期の累計売上高は278億8100万元(約6400億円)、純利益は19億9300万元(約460億円)となった。
業績の伸びを支えたのは主に店舗拡大と消費規模の拡大だった。ラッキンコーヒーは4~6月期、店舗数が2714店の純増となり、そのうち中国(香港を含む)では2668店増加、6月末時点で全世界の店舗総数は3万6310店に達した。月間平均取引ユーザー数は前年同期比22.9%増の1億1270万人に達し、過去最高を記録した。
しかし市場競争の激化に伴い、既存店の売上高には依然として一定の圧力がかかっている。4~6月期に直営店舗の既存店売上高は前年5.3%減となった(前年同期は13.8%増だった)。ラッキンコーヒーは、前年同期のフードデリバリー・プラットフォームによる大規模な値引きキャンペーンがもたらした高い比較基準が影響していると説明。一方、店舗レベルの営業利益率は前年同期とほぼ横ばいの21.3%を維持しており、依然としてスケールメリットが発揮されていることが示された。
海外事業に関しては、ラッキンコーヒーは国際展開の推進を継続している。同社は4~6月期にシンガポールで7店、マレーシアで31店、米国で8店を新規出店し、海外店舗数は6月末時点で計223店舗に達した。今後も製品の革新、運営のデジタル化、そしてサプライチェーンの強みを生かし、市場シェアをさらに拡大させるとともに、質の高い成長を実現していくとしている。
*1元=約23円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)