花を束ね、EV工場でも働く シャオミの人型ロボットが表舞台へ、作業成功率90%

「2026年世界ロボット大会(WRC 2026)」で、中国スマートフォン・IoT家電大手、シャオミ(小米)の次世代人型ロボット(ヒューマノイド)「CyberOne(鉄大)」が初公開された。このロボットは身長約1.70メートル、体重66キログラムで、全身に66の自由度を備え、その半数は手に集中している。なお、同ロボットはまだ試作機の段階にある。

シャオミが19日に公開した動画によると、CyberOneはロボット大会の会場でフラワーデザイナーに扮し、棚から花束を取り出し、ラメを振りかけ、観客に手渡すといった一連の動作を自律的に完了した。同社によると、これらの動作は遠隔操作によるものではなく、大規模モデルによってロボットが自ら環境を理解し、判断してタスクを実行したものだという。

シャオミはすでに22年に初のフルサイズ人型ロボット「CyberOne」を発表していたが、その後は関連する研究開発の進捗についてほとんど公表されていなかった。今年4月末に開催された投資家向けイベントでは、次世代ロボットの写真が流出、7月にはシャオミ傘下の電気自動車(EV)メーカー「小米汽車(Xiaomi Auto)」工場の最終組立工場にある物流エリアで作業を行う様子を収めた動画が公開された。

人型ロボットに「汗腺」を持たせたーー中国・シャオミ「CyberOne V2」の正体

自動車工場内では、ロボットはすでにセンターコンソールのサイドカバーの仕分けや、空の物流用コンテナの折りたたみ・回収などの作業に携わっている。柔軟な形状のワークに対しても、ロボットは両腕とロボットハンドを協調させて、把持、ハンドの切り替え、姿勢調整、配置といった連続動作を完了することができる。また、コンテナ回収作業では、自律的にロックを解除し、コンテナを折りたたんで指定位置に積み重ねることができる。

シャオミ創業者の雷軍CEOによると、現在、ロボットはセルフタッピングナットの取り付け工程で両側で作業する際の成功率は90.2%から98%に向上した。また、センターコンソールのサイドカバーの取り付けとコンテナの折り畳みの成功率はともに90%に達し、柔軟な形状のワークピースに対する長時間連続作業を初めて実現したという。

(36Kr Japan編集部)

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