吉利汽車、上半期の純利益46%増 海外販売47万台超、NEV輸出は585%増

中国自動車大手の吉利汽車(Geely Automobile)が8月17日、2026年上半期決算を発表した。上半期の総販売台数は142万台超と、同期間として過去最高を記録。売上高は前年同期比15%増の1736億元(約4兆2000億円)と過去最高を更新した。親会社に帰属する中核純利益は同46%増の96億8000万元(約2300億円)となった。

収益性も改善した。上半期の売上総利益率(粗利率)は17.9%に上昇し、親会社に帰属する中核純利益率は5.6%となった。1台当たりの売上高は前年同期比16%増の11万2000元(約270万円)だった。

中国NEV比率67.2%に上昇、乗用車内需24%減でも輸出が下支え

ブランド別では、新エネルギー車(NEV)の「吉利銀河(Geely Galaxy)」は51万台超えた。、ハイエンドモデル「中国星(China Star)」は58万台超を売り上げ、中国メーカーのICE(Internal Combustion Engine)車販売で10年連続首位を維持した。同社傘下の高級EVブランド「極氪(Zeekr)」は17万8000台超を販売、販売台数ではグループ全体の12.5%、売上高では31.7%を占めた。「領克(Lynk & Co)」は14万4000台超を販売した。

海外市場が成長のけん引役となっている。上半期の海外販売台数は前年同期比158%増の47万4000台超で、2025年通年の輸出台数を上回った。うちNEVは同585%増の27万7000台だった。6月と7月はいずれも月間輸出が10万台を突破した。

欧州5月新車販売、中国車が日本車を逆転 高関税下でもコスト競争力

海外市場の急成長を受け、吉利は2026年の海外販売目標を64万台から92万台に上方修正し100万台達成へ突き進む方針を示した。同社はボルボやルノー、マレーシアの「プロトン」などの大手自動車メーカーと提携し、現地生産や販売を進めている。上半期には海外の12工場が稼働を開始し、海外生産能力は65万台超となった。年末には84万台超となる見込みだ。

吉利汽車とフォード、スペインでEV合弁 欧州工場を共同活用へ

*1元=約24円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

日本企業のDXを促進するプラットフォーム「CONNECTO」
無料コンテンツ公開中

最新記事