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「中国汽車工業協会(China Association of Automobile Manufacturers)」が7月10日に公表したデータによると、2020年上半期(1月~6月)、中国国内市場における新エネルギー車の総販売台数は、前年同期比37.4%減の39万3000台だった。また、6月単月の販売台数は10万4000台と、5月に比べ26.8%増加した。
自動車メーカーごとの同期乗用車販売台数について、「中国乗用車市場信息聯席会(CPCA)」のデータによると、「比亜迪(BYD)」が5万9372台で1位、2位はテスラの4万6364台で「上海汽車(SAIC MOTOR)」を抜き2位だった。「蔚来汽車(NIO)」は4ヶ月連続で販売台数を伸ばしており、中国国内の新興EVメーカーとしては最多の1万4169台で6位に入った。
このほか、6月は車載用バッテリーの搭載数も着実に増加しており、前月比で33.65%上昇した。20年上半期における車載用バッテリーメーカーのトップ5社には、CATL(寧徳時代)、LG化学、比亜迪、中航鋰電(China Aviation Lithium Battery)、国軒高科(Guoxuan Hi-Tech)などが名を連ね、そのうちCATLが49.51%のシェアでトップを維持している。LG化学は中国産テスラ向けの供給が貢献し、比亜迪を超え2位に入った。車載用バッテリー業界はトップ5社だけでシェアの86.29%を占め、前年同期比で5.3%拡大しているなど、「持っている人は与えられて、いよいよ豊かになる」という「マタイ効果」的傾向が見られる。
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