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米調査会社「ガートナー(Gartner)」が8月25日、世界のスマートフォン(スマホ)販売台数に関するレポートを発表した。それによれば2020年第2四半期、世界のスマホ販売台数は前年同期の3億7000万台から20.4%減少し、2億9000万台だったという。スマホベンダー上位5社のパフォーマンスも、各社程度に差はあるもののそれぞれ落ち込みを見せた。
中でも、最も大きな落ち込みが見られたのがサムスンである。販売台数は前年同期比27.1%減の5500万台で、市場シェア率は18.6%だった。
アップルとファーウェイ(華為科技)は、比較的安定したパフォーマンスを示したと評価されている。ファーウェイの販売台数は前年同期比で6.8%減少したが、前四半期比では27.4%増と伸びを見せており、市場シェアはサムスンに迫る勢いだ。アップルの減少幅はわずか0.4%で、販売台数は昨年同期とほぼ変わらない。そのほかのベンダーに関しては、第1四半期に唯一1.4%増とプラス成長を見せていたシャオミ(小米)が今期はふるわず21.5%減、OPPOは15.9%減であった。
この第2四半期、アップルとファーウェイが安定したパフォーマンスを示すことができたのはともに中国市場の恩恵を受けたためだとガートナーは伝えている。ファーウェイは、中国市場におけるシェアが42.6%に達し、アップルは新作iPhone SEのリリースにより買い替え需要を引き起こした。対してサムスンは新型コロナウイルス流行の煽りを引き続き受けており、同社のフラッグシップモデル「Sシリーズ」に対する需要も世界販売台数の売り上げ増には寄与しなかった。
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