約1000万ドルのAラウンド資金調達、「掌单」が商品化とサービスの軽量化によってデリバリーに代わる市場運営に切り込む

掌单(ZHANG DAN)は今年年初、約1000万ドルのAラウンドの資金調達に成功した。DCMによる今回の資金の新しい魅力は戦略投資の1つであるとされる。資金調達後は市場の拡大とチームビルディングと商品の最適化を目指す。

実店舗ビジネスは通常、商品の配達により売り上げの増加を図る。そこで実店舗ビジネスにおける経営においては商品配達に力を注いできた。しかし、デリバリーのサービス期間が終わると、デリバリーサービスの消費量は増加し、多くのレストランのデリバリーによる売り上げが徐々に上昇していった。これは、デリバリーサービスがすでにサービスの運営をリファインメントする時代に入ってきたことを意味する。

掌单以前には、36krもデリバリーサービスに関する記事を取り上げたことがある。食亨などのデリバリー代行業の全体像を見てみると、すべてのサービスが実店舗のレストランにオンラインサービスに合うようにサポートを行っていた。掌单最大のポイントは中小企業が市場を拡大するために商品化とサービスの軽量化に本腰をいれたことである。

チームが行った調査結果によると、美団点評では2/3の顧客がデリバリーサービスを利用していない。また、利用している業者の自社製品の形態がデリバリーに適しておらず、大多数の顧客がオンラインサービスの利用能力が不十分であるため、デリバリーサービスを利用できていない業者が実際市場において2倍に増えている、と掌单の創業者の黄涛(ファン・タオ)は36krに語った。

商品化によるサービスを提供するためのメインとなるフォームも、ユーザのこういった特性と関連している。

小規模なユーザに対して、オンライン経営はシンプルかつわかりやすいことが求められた。収益の増加が可能であり、共通点のあるモノがさらに積み重ねやすくなる。言い換えると、商品化したモノを提供する方法がさらに簡略化されるということだ。チーム内の人間による効率性や外部サービスの標準化に関わらず、商品化はスケールを簡略化できる1つの形式になる、と黄涛は考える。

逆を言えば、中企業以上のユーザは収益に加え、ブランドの露出とチャネル構築にもつながる。昔ながらの伝統的なレストランのフォーカスエリア拡大における問題を解決するためには、このプロジェクトのサービスモデルが適しているだろう。

具体的に言えば、掌单は各レストランに対しビジネスエリアを分析し、戦略効果のトラッキングや料理工程などの標準化された製品ソリューションを提供する。

戦略効果のトラッキングの例

各運営活動がオンライン上で行われるようになった後、運営戦略の有効性を検証するために一定の期間を必要とした。掌单はシステム化されたサポートツールを活用し、フィードバックを行う周期を短縮化、チームが顧客単価の上昇や下降率などのデータをリアルタイムでフィードバックし、1日や1週間単位で運営戦略を評価、業者の廃棄コストの抑制や運営戦略の有効性の調整が行えるツールを開発した。

そのため、このツールに基づき、オンラインチャネルと戦略ツールによってインターネット上であっても実店舗であっても一連の管理を行うことが出来る。

掌单によると、現在提供しているツールのみだと将来的には不十分で、このツールが有するバリューポイントが限定される、と考えている。もし、ユーザと掌单の間に強力な依存性が形成される場合には、サービスの一部を重ね合わせる必要がある。そのため、レストラン自体が持つサービス属性を持って、業界全体が成長していくためにユーザの利便性などを最適化していく必要がある。

効率の角度から考察してみる。このツールが標準的なサービスではない場合も、実際には軽量化されたSOPフローの出力と相対的になっている。火鍋の例を挙げてみる。良いサービスは単純に多くの良い効果をもたらすだろう。注文から食事を終えるまでの全過程ではサービスの最適化において重要なポイントが多く存在する。最終的にサービス提供者にSOPを出力し、出力結果を提出する。

商品化とサービスの軽量化のためにサービスの解体が行われる。サービス内容(料金、人気、味、メニュー)や業界(喫茶店、ファストフード)の形式を分割し、最終的に特定サービスに対するソリューションを出力する。

さらに細かいサービス対象を選択した上で、どのような分野(例えばファストフード、喫茶店、カフェ、デザートなど)で最適化が図れるか決定する。

特に興味を惹かれることがある。実店舗を持つレストラン業者からよれば、標準化されたサービスを導入してしまったら、自分自身が持つアイデンティティが無くなることを意味するのではないか。

黄涛は以下のように言及する。中小規模のユーザに対し、ニーズの適合率が非常に高く(喫茶店を例に挙げると、適合率は80%)、掌单が提供する業務ロジックが成立されていると言っても過言ではない。実際に、サービスの提供開始当初はブランドや差別化が重要となり、そこから収益を増加につなげていかなければならない。

ユーザの獲得においては、オフラインBDチームと口コミに重きを置いている。デリバリー市場の成熟はオンライン、オフラインの配達システムだけでなく、オフラインBDチームやその方法論の育成においても鍵となってくる。

今年の初めから一部の市場に参入して以来、パターン検証に力を注いできた。そのため、北京と上海のBDユーザに重きを置き、サービスの提供を行った。計画の次の段階にステップアップするために、市場の拡大やサービスの細分化を継続して行う。

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