中国BYD、21年1~9月期増収減益 原材料価額高騰響く

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中国の新エネルギー車(NEV)大手「比亜迪(BYD)」が10月28日夜、2021年第3四半期(7~9月)報告書を発表した。

報告書によると、21年第3四半期の売上高は前年同期比21.98%増の543億700万元(約9645億円)、純利益は同比27.5%減の12億7000万元(約226億円)。21年1~9月期の売上高は前年同期比38.25%増の1451億9200万元(約2兆5800億円)、純利益は同比28.43%減の24億4300万元(約434億円)、特別損益控除後の純利益は同比64.45%減の8億8600万元(約157億円)だった。

収益構成比は、自動車事業が54%、スマートフォン事業が38%、二次電池・太陽光発電事業が8%となっており、自動車事業は成長を維持している。

1~9月期、同社の自動車全シリーズを合わせた販売台数は前年同期比68.32%増の45万2700台に達し、これは1日あたり1863台を販売した計算になる。このうち、新エネルギー車の販売台数は前年同期比204.29%増の33万7600台に達し、全体的なレベルを遥かに上回る伸び率となっている。

BYDは業界トップの販売台数を誇っているものの、原材料価格の高騰により、依然として半年報告書で示された増収減益の傾向が続いている。

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