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3月5日、チャットアプリ「聊天宝(Liaotianbao/元・子弾短信)」の運営チームが正式に解散したことがわかった。関係者および内部の情報によるもので、約200人いるスタッフのうち会社に留まるか、親会社のスマートフォンメーカー「スマーティザン・テクノロジー(錘子科技)」に移るのは20~30人程度という。
同社に近い関係者によると、聊天宝チームは当初スマーティザンのスタッフ数十人で立ち上げ、その後の事業拡大でピーク時には200人近くの人員を抱えた。そのほとんどは外部から募集した人材だったが、今回の解散により解雇となったスタッフの中にはスマーティザンからの転籍者もいるという。
当初、スマーティザンのCEO・羅永浩氏は聊天宝に大きな期待を寄せていた。
2018年8月20日、スマーティザン傘下の「快如科技(Kuairu Technology)」がメッセンジャーアプリ「子弾短信(Bullet Messenger)」を公開した。 8月27日には1億5000万元(約25億円)に上る資金調達を完了。2019年初めに、名称を聊天宝に改めた。
2月、状況は急変する。政府の中央ネットワーク安全情報化委員会(CAC)が、聊天宝を含む4つのSNSアプリに対し、セキュリティシステムの改善を指示するとともに法律に則って安全性評価を実施すると報じられた。
スマーティザンのオンラインショップでは商品が削除され、製品の研究開発も停止されるなど、同社の先行きが不透明さを増す中、聊天宝の人気も急落。2月中旬のAppStoreダウンロードランキングで1317位、SNSカテゴリでも82位だった。
スマーティザンの内部情報によれば、聊天宝の解散前に羅氏は既に運営チームを離れたという。
信用調査会社「天眼査(Tianyancha)」のデータによると、羅氏が株を保有していた「天津雲上漫歩科技」と「天津雲上暢游科技」の株主名簿から羅氏の名前はすでに消えている。聊天宝の運営会社「北京快如科技」の株式は「成都快如科技」が100%所有し、成都快如の株式は雲上漫歩と雲上暢游が所有している。
公表された資料によれば、すでに今年1月、聊天宝のCEOは張霽氏から姜一帆氏に交代していた。
(翻訳・神江乃緒)
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