中国ネット大手のバイトダンスが運営する動画共有プラットフォーム「TikTok」が、ゲーム専用チャネルを開設する。ホーム画面上の専用ボタンからゲームにアクセスできるようになるという。英経済紙「フィナンシャル・タイムズ」が伝えた。

ゲームの提供開始は、早ければ11月2日に開催予定のイベント「TikTok Made Me Play It」で発表される見通し。同イベントには、ゲーム会社の「エレクトロニック・アーツ（EA）」「2K Games」「VNG」「ネットイースゲームズ（NetEase Games、網易遊戯）」「HOMA GAMES」などからスピーカーが招かれるという。

TikTokは2022年9月、グローバルゲーム部門の責任者にアサーフ・ サギー（Assaf Sagy）氏を起用した。同氏はイスラエル在勤で、米半導体大手インテルのシステムアーキテクトや、米コンサルティング大手マッキンゼー・アンド・カンパニーのマネジャーを務めた後、写真共有アプリ「Snapchat」を手掛ける米「Snap」に3年間在籍し、20年にTikTokに加わった。

ロイターが以前報じたように、TikTokは22年5月、ベトナムで試験的にゲームチャネルを開設。TikTokはまた、動画制作者がシンプルなゲームにリンクを貼る機能を密かに追加していた。ユーザーがそのリンクをクリックすると、ウェブブラウザでゲームをプレイできる仕組みとなっていた。

（36Kr Japan編集部）