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中国最大級の旅行口コミ投稿サイト「馬蜂窩(マーフォンウォー、Mafengwo)」を運営する「北京螞蜂窩網絡科技(Beijing Mafengwo Network Technology)」(以下「馬蜂窩」)が2月15日、資金を調達した。金額は非公開。出資者は「貴州省創新賦能大数拠投資基金」「貴陽創投(Guiyang Venture Capital)」など複数の機関。
馬蜂窩は2011年以降、5回の資金調達を行っており、今回で6回目。直近では19年5月、中国IT大手のテンセント(騰訊)がリード・インベスターを務めるシリーズEで2億5000万ドル(約335億円)を調達した。
06年に設立された馬蜂窩は10年から法人営業を開始し、旅行ガイドを中心としたコミュニティコンテンツを主力事業としていたが、商業的な成果はあまり得られなかった。同社は18年に正式にOTA(オンライン旅行会社)分野に参入した。
旅行業界は現在、新型コロナウイルスによる影響も薄れつつあり、業界全体が回復傾向の楽観的なムードに包まれている。馬蜂窩の創業者・陳罡CEOは、この流れでチャンスをつかむことに自信を示した。
経済情報サービスを手がける「華経産業研究院」のデータによると、21年のオンライン旅行市場におけるシェアは、1位が「Trip.com Group(携程旅行網)」で36.3%、2位は美団(Meituan)傘下の「美団旅行」で20.6%だった。このように新旧のライバルがひしめくオンライン旅行市場において、馬蜂窩が今後地位を占めていくにはまだまだ前途多難だといえよう。
*2023年2月16日のレート(1ドル=約134円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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