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中国は「フードデリバリー大国」だ。市場競争は非常に激しい。フードデリバリープラットフォームも飲食店も、あの手この手を繰り出して注文を獲得しようとしている。
フードデリバリー大手の「美団(Meituan)」や「餓了麼(Ele.me)」などのプラットフォームでは、一部の飲食店が料理の写真を陳列するだけでなく、自分好みの料理人を指名できるサービスを提供している。
料理人の指名サービスは、有料と無料の2種類がある。料理を選ぶページの最後に「料理人選択」欄が設けられ、ずらりと並ぶ料理人の写真に調理技術や得意料理を紹介する文章が添えられている。
広東省広州市のあるユーザーは、「フードデリバリーをよく利用するが、料理人を自分で選ぶというやり方は実に斬新だ」と話す。他のユーザーが参考にできるよう、料理人に評価をつけることも可能だという。
より前衛的な方法を採用する飲食企業もある。例えば、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)はテンセントと提携し、メタバースを利用したサービスを開始した。テンセントが運営するチャットサービス「QQ」のアバター機能「超級QQ秀」を利用するユーザーは、KFCのバーチャルコミュニティでデリバリーサービスを注文することができる。
(36Kr Japan編集部)
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