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中国自動車大手の吉利汽車(Geely Automobile)傘下で、高級電気自動車(EV)ブランド「ZEEKR(極氪)」を展開する「極氪智能科技(ZEEKR Intelligent Technology)」がこのほど、ニューヨーク証券取引所への上場に向けた目論見書を、米国証券取引委員会(SEC)に提出した。ティッカーコードは「ZK」となる見込み。
目論見書によると、2023年1~6月の売上高は前年同期比136%増の212億7000万元(約4400億円)となったが、純損失は38億7100万元(約810億円)と前年同期の30億8500万元(約640億円)から膨らんでいる。車両販売による売上高は148.75%増の131億7500万元(約2700億円)、売上総利益率は7.6ポイント増の12.3%だった。
ZEEKRは21年3月、吉利の非連結子会社として設立された。これまでに、米インテル・キャピタルや寧徳時代新能源科技(CATL)など多くの投資機関や企業から資金を調達しており、評価額は130億ドル(約1兆9700億円)を超えている。23年1〜10月の納車台数は9万2105台で、設立以来の累計納車台数は17万台余りとなった。
中国の新興EVメーカーからはすでに、蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(XPeng Motors)、理想汽車(Li Auto)の3社が米上場を果たしている。ZEEKRのニューヨーク上場が成功すれば、米国に上場する4社目の中国新興EVメーカーとなる。また、中国新興EVメーカーのうち、設立から上場までの期間が最短の企業となる。
*2023年11月14日のレート(1元=約21円 1ドル=約152円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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