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米電気自動車(EV)大手テスラは4月22日、中国進出10周年を迎え、中国のテスラ車オーナーが170万人を突破し、世界のテスラ車オーナーが600万人を超えたと発表した。
中国最初のオーナーは2014年4月22日、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)から高級セダン「Model S」の鍵を直接受け取った。当時15人しかいなかった中国のテスラ車オーナーは現在、170万人以上に増加した。
テスラの急成長は、中国の優れたサプライチェーンとスマート製造によるスピード生産に大きく支えられてきた。19年に操業を開始した上海ギガファクトリーは、平均で30秒余りに1台の生産を実現している。上海ギガファクトリーはテスラの主な輸出拠点となっており、23年の出荷台数は94万7000台と同社の生産台数の半分以上を占めた。
この10年間で、中国では新エネ車が急速に普及した。中国公安部によると、23年末時点で中国が保有する新エネ車は2041万台、うち純電気自動車(BEV)は1552万台となった。BEVでは中国メーカーが勢力を伸ばしており、テスラは伸び悩みに陥っている。
テスラは4月、世界の従業員を1割以上削減する計画を明らかにしたのに続き、中国など複数の国で全車種の値下げに踏み切った。
(36Kr Japan編集部)
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