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低炭素なライフスタイルへの転換と電動化が進むなか、スポーツタイプの電動アシスト自転車(eバイク)の人気が急速に高まっている。世界のeバイク市場はここ数年で大きく拡大し、今や1000億ドル(約16兆円)を上回る規模に成長した。
ドローン世界最大手の中国DJI(大疆創新)は7月3日、独フランクフルトで開かれた世界最大級の自転車イベント「EUROBIKE 2024」で、eバイクの電動アシストシステム「DJI Avinox」を発表した。
DJI Avinoxは、ミドルレンジ〜ハイエンドのeバイク向けで、軽さとパワーを兼ね備えている。重さわずか2.52キロと手のひらサイズながら、最大トルクは通常モードで105ニュートンメートル(N.m)、ブーストモードでは120N.m、最大出力は850ワット(W)に達する。さらに、3倍速の急速充電機能やスマートフォンとの連携機能なども実装している。
DJIは、これまで培ってきた技術力を強みにeバイク市場に参入した。同社はアウトドアシーンでの利用を前提とするドローンやアクションカメラ、屋外用バッテリーを手がけており、eバイクの電動アシストシステムを開発する上で大きな優位性がある。しかも、同社のユーザー層はeバイクのユーザー層と重なっている。
*1ドル=約161円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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