全固体電池のEnpower Greentech、シリーズBで数十億円超を調達 ソフトバンクとも共同開発

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

EXCITEのRSSに登録スタートアップ注目記事

全固体電池のEnpower Greentech、シリーズBで数十億円超を調達 ソフトバンクとも共同開発

36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

全固体電池など次世代型電池を開発するグローバル企業「Enpower Greentech」がこのほど、シリーズBで数億元(数十億円超)を調達した。厦門清大海峡股権投資管理と金石投資が出資を主導し、既存株主の大興投資傘下のファンドも参加した。資金は、全固体電池の開発、市場拡大、生産能力の増強に充てられる。

Enpower Greentechは2012年に設立され、米国、日本、中国に拠点を構える。同社の製品はすでにロボットやドローン、電動バイクなどで活用されており、今後は新エネルギー車(NEV)など幅広い用途を模索していくという。日本では、日本法人のEnpower Japanがソフトバンクと共同で、軽量かつ大容量で質量エネルギー密度の高い次世代型電池の開発を進めている。

Enpower Greentechは、質量エネルギー密度の高い各種ソフトパック電池の量産と商用化を実現している。各種ソフトパック電池の電池容量は3.5~100Ah(アンペア時)、質量エネルギー密度300~450Wh(ワット時)/kg、マイナス40〜80度の環境下でも制御でき、サイクル寿命は800〜1500回に上る。また、すでに質量エネルギー密度520Wh/kgの全固体リチウム電池の開発に成功しており、ストレスのない環境下での充放電サイクルは数百回、容量保持率は85%以上に上る。

日韓を追いかける中国の全固体電池産業、資金流入で開発が加速へ

*1元=約22円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録