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中国ネット大手のバイトダンスは2025年、人工知能(AI)インフラに120億ドル(約1兆9000億円)以上を投じる計画だと英Financial Timesが報じた。
この件に詳しい関係者によると、バイトダンスは2025年、中国でAIチップを購入するために前年の2倍となる400億元(約8400億円)の予算を組み、海外でも約68億ドル(約1兆600億円)を投じ、米NVIDIAのチップを用いた基盤モデルのトレーニング能力を強化する計画だという。同社はすでにリース契約などを通じて海外での生産を確保し、25年のニーズをほぼ満たしたはずだが、現在の状況は明らかになってない。
この報道を受け、バイトダンスの担当者は同社はAI事業の拡大と投資を極めて重視しているのは事実だが、予算や計画に関する情報は不正確だと表明した。
アリババグループやテンセント、バイドゥなど中国のネット大手は現在、独自のAIインフラや大規模言語モデル(LLM)の開発を精力的に推し進めている。加えて、グーグルやメタなど海外のネット大手もAI分野への投資を拡大している。バイトダンスが世界的な技術競争で一席を占めるには、さらなる投資拡大が必要になるのは明らかだ。
*1元=約22円 1ドル=約156円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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