中国ビザ緩和で上海にインバウンド客が殺到、日本人は約7割増

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中国上海市文化・観光局によると、同市が2024年に受け入れたインバウンド客(入境観光客)は前年比84%増の延べ670万5900人だった。うち日本人観光客は69%増の41万2100人で、インバウンド客の三大供給源の一つとなった。

昨年12月に香川県高松市から上海を訪れた80代の男性は、これまで中国に来るには最低1カ月半前からビザ取得の準備をしなければならなかったが、今は「思い立ったらすぐ出発できる」と昨年11月末から始まった日本人向けの短期ビザ免除を歓迎。今回は江南地方を代表する市内の庭園「豫園」を訪れ、本場のグルメも味わったと満足した様子で、今度は夫婦で一緒に来たいと語った。

同局のデータによると、昨年は米国や韓国からの観光客もそれぞれ40万人を超えた。インバウンド客の増加率ではタイ、マレーシア、インドネシアがトップ3となった。

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中国の旅行予約プラットフォームのデータでは、間もなく到来する春節(旧正月)もインバウンド観光予約が大幅に増加している。携程集団(トリップドットコム)によると、春節期間のインバウンド観光予約数は前年同期比約3倍と大きく増加し、主に韓国やマレーシア、シンガポール、日本、米国などからの予約が多い。上海や北京、深圳、広州などが最も人気のある目的地になっている。【新華社上海】

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