中国の人形ロボット「星海図」、アリババ系などから約60億円調達

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エンボディドAI(身体性を持つ人工知能)を開発する中国のスタートアップ「星海図(Galaxea AI)」がこのほど、シリーズAで約3億元(約60億円)を調達した。アリババグループの関連金融会社「アント・グループ」が出資を主導し、既存株主の高瓴創投(GL Ventures)やIDGキャピタル、北京機器人産業基金(Beijing Robot Industry Fund)、百度風投(Baidu ventures)などが追加出資した。調達した資金は主に、エンボディドAI向け基盤モデルの開発と商用化の加速に充てられる。

星海図は2023年9月、清華大学出身の創業メンバーによって設立され、これまで4回の資金調達で累計1億ドル(約150億円)近くを調達した。すでに、ベクトル制御機能を搭載したシャシー「X1」と超軽量ロボットアーム「A1」を開発し、これらを組み込んだ車輪付き人型ロボット「R1」(端部荷重3kg)を打ち出している。R1は全方向移動が可能で、複数の空間や階層に対応し、仕分け、材料の投入・取り出し、検査などの作業を実行できる。

まるでスターウォーズの世界?「頭脳」訓練工場で黙々と働く、中国の人型ロボットたち

*1元=約21円、1ドル=約149円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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