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AGI(汎用人工知能)ロボットの商用化に注力する「数字華夏(DIGIT)」がこのほど、エンジェルラウンドの追加ラウンドで同創偉業(Cowin Capital)から数千万元(数億円)を調達した。2024年に実施したエンジェルラウンドでは、人型ロボットユニコーンの智元機器人(Agibot)なども出資している。
数字華夏は2024年3月設立。独自開発したエンボディドAI向けプラットフォーム「巨号」をベースに、一連のインタラクティブシステムを構築した。巨号はマルチモーダルセンシングや感情理解、人間に近い思考に特化したAI機能などを統合し、各種ロボットを知能面でサポート。意味解析に基づいて自然な表情や動作を自動生成する。


主力製品は、人間らしさを追求した人型ロボット「夏瀾」、汎用人型ロボット「夏起」、IPシリーズロボット「星行俠」の3シリーズ。
このほど、ファッションウィッグ大手の河南瑞貝卡髪製品(レベッカ)と戦略的提携を締結。レベッカは人型ロボットの夏瀾を展示モデルに採用、専用のウィッグを開発した。店舗の環境にマッチした人型ロボットが、多くのユーザーの関心を引いている。
星行俠は車輪移動式で、10時間以上の稼働時間と自動充電機能を備える。使用中はエレベーターと連動し、自律的に他階へ移動してタスクを実行できるため、デパートや展示場、オフィスビルなどの高頻度巡回への活用が期待される。
2025年に入り、同社は数億元(数十億円)規模の受注を獲得した。すでに小規模な出荷を開始しており、年内に1000台以上の出荷を実現する見込みだという。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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