EV販売伸び悩むBYD、王伝福氏が強気宣言「5年で規模世界一」へ
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中国の電気自動車(EV)大手・比亜迪(BYD)の王伝福董事長は6月9日に開いた定時株主総会で、5年以内に「規模の面で世界最大の自動車メーカーになれる」と表明した。国内市場の競争激化や補助金縮小による販売の不振、それに伴う4期ぶりの減益や株価の大幅下落があり、強気な発言は投資家を安心させる狙いがある。
2025年のBYDの世界販売台数は460万台で世界6位だった。純電気自動車(BEV)販売では米テスラを抜き首位に立ったものの、自動車メーカー全体では首位のトヨタ自動車(約1130万台)や2位の独フォルクスワーゲン(約900万台)との差は依然大きい。トヨタを上回るには、現在の規模を約2.5倍に広げる必要がある。
王董事長は成長の鍵として技術革新を強調した。当面のボトルネックである第2世代「ブレードバッテリー」の増産や急速充電技術の進歩に注力し、今後3〜5年は成長が続くとみている。また、5月末には、自社開発した中国初の4ナノメートル(nm)プロセスを採用した車載自動運転チップ「璇璣A3(Xuanji A3)」を発表。すでに量産を始めており、自動運転レベル3(L3)およびレベル4(L4)に対応する。
足元の成長を支えているのは海外市場だ。5月の販売台数は38万3453台と前年同月比ではほぼ横ばい(+0.26%)だったが、前月比19%増となり、中国国内市場で首位に返り咲いた。けん引役の海外販売は16万台と単月で過去最高を更新し、前年同月比80.7%増。海外比率は約42%に達した。
(36Kr Japan編集部)